小学生の子どもが家で勉強しないと、つい「勉強しなさい」と言いたくなりますよね。
でも、声かけだけを変えても「何をやるか」が決まっていないと、なかなか動き出せません。
この記事では、家で勉強しない小学生に使いやすい声かけ例と、5分から始められる自学ネタを20個以上紹介します。
学年・教科・手順・まとめ方もあわせて確認できるので、今日の家庭学習にそのまま使えます。
- 1. 自学ネタ選びのポイント
- 2. おすすめ自学ネタ一覧
- 2-1. 1. 漢字しりとり
- 2-2. 2. 今日の音読ベスト1文
- 2-3. 3. 家にある四角いもの探し
- 2-4. 4. 100までの数さがし
- 2-5. 5. 今日の天気を一言記録
- 2-6. 6. 好きな本の登場人物紹介
- 2-7. 7. 1週間の天気調べ
- 2-8. 8. 冷蔵庫の食材産地調べ
- 2-9. 9. 家にあるものを分類する
- 2-10. 10. 今日のニュース3行まとめ
- 2-11. 11. 家族インタビュー
- 2-12. 12. 好きなものランキング作り
- 2-13. 13. ことわざ・慣用句調べ
- 2-14. 14. 計算ミス分析ノート
- 2-15. 15. 生き物観察メモ
- 2-16. 16. 近所の安全マップ
- 2-17. 17. 水の使い方調べ
- 2-18. 18. 電気を使うもの調べ
- 2-19. 19. 都道府県ミニ調べ
- 2-20. 20. 好きなテーマのミニ新聞
- 2-21. 21. 料理やお手伝いの手順メモ
- 2-22. 22. ゲーム時間の記録とグラフ
- 3. テンプレート案
- 4. FAQ
- 5. まとめ
- 6. 著者情報
- 7. 参考文献・参考サイト
自学ネタ選びのポイント
家で勉強しない小学生には、いきなり「30分勉強しよう」「ノート1ページ書こう」と言うよりも、短く始められる自学ネタを用意するのがおすすめです。
ポイントは、次の4つです。
| 選び方のポイント | 内容 |
|---|---|
| 学年に合っている | 低学年は絵や観察、中学年は調べる・比べる、高学年は理由や意見を書くネタが向いています。 |
| 教科につながる | 国語・算数・理科・社会・生活・家庭科など、学校の学びとつながると自学としてまとめやすくなります。 |
| 短時間で終わる | 家で勉強しない子には、まず5〜10分で終わるネタから始めると取りかかりやすいです。 |
| まとめ方がわかりやすい | 表・絵・ランキング・3行感想など、ノートにどう書くかが見えるネタを選びましょう。 |
声かけは、命令よりも選ばせる言い方にすると始めやすくなります。
| NGになりやすい声かけ | 言い換え例 |
|---|---|
| 勉強しなさい | 今日はどの自学ネタにする? |
| 早くしなさい | 5分で終わるものから始める? |
| まだやってないの? | 宿題と自学、どっちから始める? |
| なんでできないの? | どこからわからなくなった? |
| ゲーム禁止 | 終わったら何分ゲームにするか決めよう |
まずは「5分だけ」「1つだけ」「好きなものから」で十分です。
始められたこと自体を認めると、次の日も続けやすくなります。
おすすめ自学ネタ一覧
ここからは、家で勉強しない小学生でも始めやすい自学ネタを紹介します。
それぞれに、学年・教科・準備するもの・手順・まとめ方・所要時間の目安を入れています。
1. 漢字しりとり
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小1〜小4・国語 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆、漢字ドリルや教科書 |
| 所要時間 | 5分 |
声かけ例
「今日は漢字を5個だけつなげてみる?」
手順
- 今日習った漢字を1つ選ぶ
- その漢字を使った言葉を書く
- 次の言葉につながる漢字を考える
- 5個つながったら終わりにする
まとめ方のコツ
- 最後に「一番むずかしかった漢字」を1つ書く
- 余裕があれば、その漢字を使った短文を書く
2. 今日の音読ベスト1文
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小1〜小4・国語 |
| 準備するもの | 国語の教科書、ノート |
| 所要時間 | 5分 |
声かけ例
「読んだ中で、いちばん好きな文を1つだけ選んでみよう」
手順
- 教科書を1ページ音読する
- 好きな文を1つ選ぶ
- その文をノートに写す
- なぜ選んだかを1文で書く
まとめ方のコツ
- 「おもしろかった」「びっくりした」「きれいだと思った」など、気持ちを表す言葉を使う
3. 家にある四角いもの探し
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小1〜小3・算数 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆 |
| 所要時間 | 5分 |
声かけ例
「家の中にある四角いものを5つだけ探してみる?」
手順
- 家の中で四角いものを探す
- 見つけたものを5つ書く
- 大きい順、または小さい順に並べる
- 気づいたことを1つ書く
まとめ方のコツ
- 「ものの名前」「形」「見つけた場所」の表にすると見やすいです
4. 100までの数さがし
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小1〜小3・算数 |
| 準備するもの | ノート、家の中の時計・カレンダー・食品表示など |
| 所要時間 | 5分 |
声かけ例
「家の中で数字を10個見つけられるかな?」
手順
- 時計、カレンダー、リモコン、食品表示などを見る
- 見つけた数字をノートに書く
- 小さい順に並べる
- 一番大きい数と小さい数を書く
まとめ方のコツ
- 余裕があれば「偶数」「奇数」に分ける
- 低学年は数字を見つけて書くだけでもOKです
5. 今日の天気を一言記録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小1〜小4・理科、生活 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆、色鉛筆 |
| 所要時間 | 5分 |
声かけ例
「今日の空を見て、天気を一言で書いてみよう」
手順
- 窓の外や空を見る
- 天気、雲、風の様子を書く
- 空の絵を小さく描く
- 明日の天気を予想する
まとめ方のコツ
- 「晴れ」だけでなく、「雲が多い」「風が強い」など観察した言葉を足す
6. 好きな本の登場人物紹介
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小2〜小6・国語 |
| 準備するもの | 好きな本、ノート |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「好きな登場人物を1人だけ紹介してみよう」
手順
- 好きな本を選ぶ
- 登場人物を1人選ぶ
- その人物の性格や行動を3つ書く
- 好きな理由を1〜2文で書く
まとめ方のコツ
- 「名前」「どんな人」「したこと」「好きな理由」の4項目に分ける
7. 1週間の天気調べ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小2〜小5・理科 |
| 準備するもの | ノート、天気予報、カレンダー |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「今週の天気を表にしたら、何か気づくかな?」
手順
- 1週間分の日付を書く
- 天気予報を調べる
- 晴れ・雨・くもりを表にまとめる
- 晴れの日、雨の日が何日あるか数える
まとめ方のコツ
- 高学年は気温も入れると、理科らしいまとめになります
8. 冷蔵庫の食材産地調べ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・社会、家庭科 |
| 準備するもの | 食材のパッケージ、ノート、地図 |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「冷蔵庫の中の食べ物がどこから来たか調べてみる?」
手順
- 冷蔵庫や台所の食材を3つ選ぶ
- パッケージや表示から産地を見る
- 都道府県や国名を書く
- 地図で場所を確認する
まとめ方のコツ
- 「食材」「産地」「気づいたこと」の表にする
- 地図を簡単に描くと社会科らしくなります
9. 家にあるものを分類する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小2〜小5・算数、理科 |
| 準備するもの | 家にある文房具や小物、ノート |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「家にあるものを仲間分けしてみよう」
手順
- 文房具や小物を10個選ぶ
- 色、形、素材、大きさなどで分ける
- 分け方をノートに書く
- どんな分け方がしやすかったかを書く
まとめ方のコツ
- 「分類の基準」を書くと、考えたことが伝わりやすくなります
10. 今日のニュース3行まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小4〜小6・国語、社会 |
| 準備するもの | 子ども向けニュース、新聞、テレビニュース、ノート |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「気になったニュースを3行だけでまとめてみよう」
手順
- ニュースを1つ選ぶ
- 何が起きたかを書く
- どこで起きたかを書く
- 自分の感想を1行書く
まとめ方のコツ
- 「いつ・どこで・何が・どう思った」の順に書く
- 難しいニュースは保護者が一緒に選びましょう
11. 家族インタビュー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小2〜小6・国語、社会 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆 |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「家族に1つだけ質問して、聞いたことをまとめてみよう」
手順
- 質問を1つ決める
- 家族に聞く
- 答えをメモする
- 聞いてわかったことを書く
まとめ方のコツ
- 質問例は「子どものころ好きだった遊びは?」「得意だった教科は?」など
- 会話文にすると国語の練習にもなります
12. 好きなものランキング作り
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小2〜小6・国語、算数 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆 |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「好きなものベスト3なら書けそう?」
手順
- テーマを決める
- ベスト3を書く
- それぞれの理由を1つずつ書く
- 最後に一番おすすめのものを紹介する
まとめ方のコツ
- 「順位」「名前」「理由」の表にする
- テーマは本、給食、遊び、動物、スポーツなどでOKです
13. ことわざ・慣用句調べ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・国語 |
| 準備するもの | 国語辞典、教科書、インターネット、ノート |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「今日は気になることわざを1つだけ調べてみよう」
手順
- ことわざや慣用句を1つ選ぶ
- 意味を調べる
- 使い方の例文を書く
- 自分ならどんな場面で使うかを書く
まとめ方のコツ
- 「ことわざ」「意味」「例文」「使う場面」の4欄に分ける
14. 計算ミス分析ノート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・算数 |
| 準備するもの | 間違えたプリント、ノート |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「間違いを責めるんじゃなくて、ミスのパターンを探してみよう」
手順
- 間違えた問題を1〜3問選ぶ
- どこで間違えたか印をつける
- ミスの種類を書く
- 次に気をつけることを書く
まとめ方のコツ
- 「計算ミス」「書き写しミス」「問題の読み違い」などに分類する
- できなかったことではなく、次に直すポイントとして書きます
15. 生き物観察メモ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小1〜小6・理科、生活 |
| 準備するもの | 観察する生き物や植物、ノート、色鉛筆 |
| 所要時間 | 10分 |
声かけ例
「今日見つけた生き物を、研究者みたいに観察してみよう」
手順
- 生き物や植物を1つ選ぶ
- 形、色、大きさを観察する
- 絵を描く
- 気づいたことを3つ書く
まとめ方のコツ
- 「見た目」「動き」「気づいたこと」に分ける
- 高学年は図鑑で調べた情報を追加してもよいです
16. 近所の安全マップ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・社会、生活 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆、色鉛筆 |
| 所要時間 | 15分 |
声かけ例
「通学路で安全な場所と気をつける場所を地図にしてみよう」
手順
- 家の周りや通学路を思い出す
- 安全な場所を書く
- 注意が必要な場所を書く
- 簡単な地図にまとめる
まとめ方のコツ
- 安全な場所は青、注意する場所は赤など、色を分けると見やすくなります
- 実際に歩いて調べる場合は、保護者と一緒に行いましょう
17. 水の使い方調べ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・社会、理科 |
| 準備するもの | ノート、家の中の水回り |
| 所要時間 | 15分 |
声かけ例
「家で水を使っている場所を探してみよう」
手順
- 家で水を使う場所を探す
- 使い道を書く
- 水を節約できそうな場面を考える
- 気づいたことをまとめる
まとめ方のコツ
- 「場所」「使い道」「節約できそうなこと」の表にする
18. 電気を使うもの調べ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・理科、社会 |
| 準備するもの | ノート、家の中の家電 |
| 所要時間 | 15分 |
声かけ例
「家の中で電気を使っているものを10個探してみよう」
手順
- 家の中の電気を使うものを探す
- 名前を書く
- 何のために使うかを書く
- 節電できそうなものを考える
まとめ方のコツ
- 「いつ使うか」「どのくらい必要か」も書くと、発展した自学になります
19. 都道府県ミニ調べ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小4〜小6・社会 |
| 準備するもの | 地図帳、資料集、インターネット、ノート |
| 所要時間 | 15分 |
声かけ例
「行ってみたい都道府県を1つだけ調べてみよう」
手順
- 都道府県を1つ選ぶ
- 場所を調べる
- 有名な食べ物や観光地を書く
- 行ってみたい理由を書く
まとめ方のコツ
- 「場所」「名物」「観光地」「行ってみたい理由」に分けると書きやすいです
20. 好きなテーマのミニ新聞
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小4〜小6・国語、社会、理科 |
| 準備するもの | ノート、資料、色鉛筆 |
| 所要時間 | 15〜30分 |
声かけ例
「好きなことを新聞みたいにまとめてみる?」
手順
- テーマを決める
- 見出しをつける
- 調べたことを3つ書く
- 絵や図を入れる
- 最後に感想を書く
まとめ方のコツ
- 見出しを大きく書く
- 「わかったこと」と「自分の考え」を分けると読みやすくなります
21. 料理やお手伝いの手順メモ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小2〜小6・家庭科、国語 |
| 準備するもの | ノート、鉛筆、実際のお手伝い |
| 所要時間 | 10〜15分 |
声かけ例
「今日のお手伝いを、手順メモにしてみよう」
手順
- お手伝いを1つ選ぶ
- やった順番を書く
- 気をつけたことを書く
- 次にもっと上手にできそうなことを書く
まとめ方のコツ
- 「まず」「次に」「最後に」を使う
- 作業の手順を書く練習になります
22. ゲーム時間の記録とグラフ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている学年・教科 | 小3〜小6・算数、生活 |
| 準備するもの | ノート、時計 |
| 所要時間 | 10〜15分 |
声かけ例
「ゲームをやめなさいじゃなくて、時間を見える化してみよう」
手順
- 今日のゲーム時間を書く
- できれば1週間分を記録する
- 棒グラフにする
- 気づいたことを書く
まとめ方のコツ
- 責めるためではなく、自分の時間の使い方を知るために行います
- 「減らす」よりも、まずは「見える化」を目的にしましょう
テンプレート案
自学ネタを選んでも、ノートに何を書けばよいかわからないと手が止まってしまいます。
ここでは、そのまま写して使えるテンプレートを2つ紹介します。
テンプレート1:自主学習ノート基本型
迷ったら、まずはこの型で書いてみましょう。
| 欄 | 書くこと |
|---|---|
| 今日のテーマ | 何について調べる・考えるかを書く |
| めあて | 何を知りたいか、何ができるようになりたいかを書く |
| やったこと | 調べたこと、観察したこと、計算したことなどを書く |
| 表・絵・図 | 見やすくまとめるために、表やイラストを入れる |
| わかったこと | 今日わかったことを2〜3文で書く |
| 感想 | おもしろかったこと、むずかしかったことを書く |
| 次に調べたいこと | 余裕があれば、次につながる疑問を書く |
ノートに書くときは、次のような形にすると使いやすいです。
今日のテーマ:
めあて:
やったこと:
・
・
・
表・絵・図:
わかったこと:
・
・
感想:
次に調べたいこと:低学年は「絵+一言」でも十分です。
中学年は「表+わかったこと」、高学年は「自分の考え」まで書けると、より自学らしくなります。
テンプレート2:「勉強しなさい」を言い換える声かけ表
家で勉強しない時は、親の声かけが命令に聞こえてしまうことがあります。
次の表を見ながら、言い換えてみましょう。
| NGになりやすい声かけ | 言い換え例 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 勉強しなさい | 今日はどの自学ネタにする? | 何をやるか決まっていない時 |
| 早くしなさい | 5分で終わるものから始める? | 取りかかりが遅い時 |
| まだ宿題やってないの? | 宿題と自学、どっちから始める? | 責めずに確認したい時 |
| なんでできないの? | どこからわからなくなった? | つまずきを見つけたい時 |
| もうゲーム禁止 | 終わったら何分ゲームにするか決めよう | ルールを話し合いたい時 |
| ちゃんとやりなさい | まず1問だけ一緒に見ようか | 勉強への抵抗が強い時 |
| それだけしかやらないの? | まず始められたのがいいね | 少しでもできた時 |
大切なのは、親が毎回完璧な声かけをすることではありません。
「命令」よりも「選択」「確認」「一緒に始める」に近づけるだけで、子どもが動きやすくなることがあります。
FAQ
小学生が家で勉強しないのは普通ですか?
珍しいことではありません。学校で疲れている、何から始めればよいかわからない、ゲームや動画のほうが楽しい、勉強の意味を感じにくいなど、理由はいくつもあります。
まずは「怠けている」と決めつけず、どの場面で止まりやすいのかを見てみましょう。
宿題の前で止まるのか、机に向かう前で止まるのか、自学の内容が決まらなくて止まるのかで、声かけも変わります。
「勉強しなさい」と言わない方がいいですか?
絶対に言ってはいけないわけではありません。
ただし、「勉強しなさい」だけでは、子どもにとって何をすればよいのかが見えにくいことがあります。
言い換えるなら、次のような声かけがおすすめです。
- 「今日は何から始める?」
- 「5分で終わるものにする?」
- 「宿題と自学、どっちを先にする?」
- 「一緒に最初の1問だけ見ようか?」
命令よりも、選べる形にするのがポイントです。
声かけを変えても勉強しない時はどうすればいいですか?
声かけだけで変わらない時は、ネタや環境を見直してみましょう。
たとえば、次のような可能性があります。
- ネタが難しすぎる
- 時間が長すぎる
- 何を書けばよいかわからない
- テレビやゲームが近くにある
- 始める時間が子どもに合っていない
まずは、5分で終わるネタに変える、親の近くで始める、テンプレートを使う、夕食前など時間を固定する、といった小さな工夫から試してみましょう。
ゲームや動画ばかりで勉強しない時は?
いきなり禁止にすると、親子ゲンカになりやすいことがあります。
まずは、ゲームや動画の時間を「見える化」するのがおすすめです。
たとえば、「ゲーム時間の記録とグラフ」を自学ネタにして、1週間の時間を棒グラフにしてみましょう。
声かけは、次のようにすると話し合いやすくなります。
- 「やめなさい」ではなく「今日は何分やったか記録してみよう」
- 「終わったら何分ゲームにするか決めよう」
- 「先に5分だけ自学して、そのあとゲームにする?」
禁止よりも、ルールを一緒に決めることを目指しましょう。
低学年でも自学ネタはできますか?
できます。
ただし、低学年は長い文章を書くよりも、絵・観察・一言感想のようなネタが向いています。
おすすめは、次のようなネタです。
- 今日の天気を一言記録
- 家にある四角いもの探し
- 今日の音読ベスト1文
- 生き物観察メモ
- 100までの数さがし
最初はノート1ページを目指さなくても大丈夫です。
「絵を描いて、一言書く」だけでも、自分で学ぶ練習になります。
親が忙しくて見てあげられない場合は?
親がずっと横についていなくても、自学はできます。
大切なのは、最初と最後だけ少し関わることです。
たとえば、次のようにすると負担が減ります。
- 最初に「今日はこの中から1つ選ぼう」と声をかける
- 子どもが5〜10分取り組む
- 最後に「ここまでできたんだね」と一言見る
テンプレートを使えば、毎回「何を書けばいいの?」と聞かれることも減りやすくなります。
自学ノートは毎日1ページ書かないとだめですか?
学校から決まりがある場合は、学校の指示に合わせましょう。
家庭で始める場合は、最初から毎日1ページを目指さなくても大丈夫です。
家で勉強しない子にとっては、まず「始められた」という経験が大切です。
- 5分だけ
- 半ページだけ
- 表だけ
- 絵と一言だけ
このくらいから始めても構いません。
慣れてきたら、少しずつ量を増やしていきましょう。
まとめ
家で勉強しない小学生には、いきなり長時間の学習を求めるよりも、5分でできる自学ネタから始めるのがおすすめです。
「勉強しなさい」と言いたくなった時は、次のように言い換えてみましょう。
- 「今日はどの自学ネタにする?」
- 「5分で終わるものから始める?」
- 「宿題と自学、どっちからやる?」
- 「まず1つだけ一緒に見ようか?」
自学は、完璧に書くことよりも、子どもが自分で選び、少しでも始められることが大切です。
まずはこの記事の中から、5分でできるネタを1つ選んで、今日の家庭学習で試してみましょう。
著者情報
むぎむぎ
フリーライター。理系大学院で研究に取り組んだ経験を活かし、一次情報(公的資料・出版社等)の確認を大切にしながら、家庭学習に役立つ情報をわかりやすく整理しています。子育て中。ご連絡はお問い合わせフォームよりどうぞ。
参考文献・参考サイト
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むぎむぎ
フリーライター。理系大学院で研究に取り組んだ経験を活かし、一次情報(公的資料・出版社等)の確認を大切にしながら、家庭学習に役立つ情報をわかりやすく整理しています。子育て中。ご連絡はお問い合わせページよりどうぞ。